WiMAXルーターWX04が2017年11月1日に発売となりました。
約半年ぶりの新端末となりますが、旧機種となったW04と比較してどのように変わったのか?
そして、ルーターを選ぶ時はどちらのルーターを選んだ方がお得なのかを説明していきます。
今後利用者達の口コミや評判も紹介していきますね。
WiMAX最新機種W05の評判・レビュー!W04・WX04と違いとは?
WX04とW04の違いを比較してみよう
2017年2月に発売されたSpeed Wi-Fi NEXT W04と最新機種のWX04を比較してみましょう。
大きく変わったポイントは速度の部分とバッテリーの部分になります。
WX04 | W04 | |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ | HUAWEI |
連続通信時間 | ハイパフォーマンスモード:8.1時間 ノーマルモード:11.5時間 エコモード:13.8時間 | ハイパフォーマンスモード:6.5時間 ノーマルモード:9時間 バッテリーセーフモード:10.5時間 |
最大速度 | 440Mbps | 440Mbps (一部エリア588Mbps〜708Mbps) |
au 4G LTE | ◯ | ◯ |
通信技術 | 4×4mimo、キャリアグリゲーション | 4×4mimo、キャリアグリゲーション |
Bluetooth | ◯ | ◯ |
WiFi | 11ac/n/a(5GHz帯) 11n/g/b(2.4GHz帯) | 11ac/n/a(5GHz帯) 11n/g/b(2.4GHz帯) |
USB | USB3.0 Type-C | USB3.0 Type-C |
SIM | Nano IC | Micro IC |
重量 | 128g | 140g |
バッテリー容量 | 3200mAh(取り外し可) | 2750mAh |
- 連続接続時間が1.6時間もアップ
- 軽くなり持ち運びしやすくなった
- エリア限定だが758Mbpsの速度で接続できる
W04はほぼ完璧と思われるルーターでしたが、充電が他の端末よりも切れやすいのと、実物はかなり大きくて重いという口コミが多くありました。
どちらも良いルーターであることは間違いないので、バッテリー容量を重視する方としない方では評価が変わるかもしれませんね。
やはり、持ち運びすることが多いWiMAXですから、個人的には充電無しで長時間利用できた方がめんどくさくないのでポイントが高いです。
SIMカードがW04まではMicro SIMだったのですが、WX04からNano SIMへ変更となりました。
関連記事:WiMAXのルーター比較!今一番おすすめできる機種(端末)はコレだ!
WX04のメリットとは?
au 4G LTEが利用可能になった
NEC製のWXシリーズは今までau 4G LTEの回線が利用できなかったのですが、WX04から利用することができるようになりました。
ですので、W04、WX04どちらを選ばれたとしてもハイスピードプラスエリアモードでの接続が可能となりました。
多分今後はLTEが利用できるのは当たり前になってくるかと思います。
普段は使わないけど、地下でWiMAX電波が入らなかった時、地方に出かけてWiMAXがエリア外の場合だけ利用するような使い方になるかと思います。
au 4G LTEを利用する場合、月1,005円のオプション料金がかかるのですが、WiMAXの新料金プランで1,005円が毎月無料になるプランができました。
今までソフトバンクのギガモンスターなど20GBまで大容量のプランに申込みをされていた方も、WiMAXが通じるところではWiMAX回線を、それ以外ではau 4G LTEを組み合わせることで、スマホのプランを3G〜5Gぐらいのプランに値下げをすることもできるようになるかと思います。
バッテリー容量が増えた
モバイルWiFiルーターは外出先で利用することが多いのでバッテリーの容量が多くなったのは魅力的です。
W04では6時間30分しか連続通信できなかったものの、WX04では8時間以上の通信が可能となりました。
長時間利用される方には嬉しいですね。
さらにWX04のバッテリーは取り外しが可能になっています。
端末からバッテリーが取り外し出来ない機種だと、バッテリーが寿命になってきた時に端末を交換するしかなくなってしまいますが、バッテリーだけ交換することで、購入したてのように長時間電池が持つようになります。
クレードルのアンテナが強化
WX04のクレードルにはWウイングアンテナが搭載されています。こちらはNECの前機種、WX03で評判が良かったアンテナです。
自宅でも固定回線の代わりにメイン回線としてWiMAXを利用する場合、1人ではなく家族別々の部屋で利用することが多くなるかと思います。
自宅にいる時はクレードルに接続しておくことで、室内での通信性能がUPし、部屋や階をまたいでも接続しやすくなります。
以前はパラボラアンテナを自作している人も多くいましたが、クレードルがあれば自宅でのインターネットも安心ですね。
クレードルは充電器としてだけではなく、アンテナとしても活用することができるので、WX04を購入される場合は一緒にクレードルもセットにすることをおすすめします。
新機能が満載
WX04から初めて搭載された新機能が沢山ありますので1つずつ紹介していこうと思います。
ワンタイム機能がLTEを利用するのに便利
WX04のワンタイム機能はau 4G LTEのモードの切り替え忘れを防いでくれる機能となります。
au 4G LTEは月間の通信量が無制限になる『ギガ放題』に加入されていたとしても、月間7GBを超えたら128kbpsの速度制限になってしまうというデメリットがありました。
WX04の液晶画面のワンタイム解除ボタンをタップするだけでau 4G LTEが解除できたり、電源OFFや通信してない状態が10分続いたときには自動的にau 4G LTEが解除になります。
これはかなり便利な機能だと思います。
LTEに接続中は動画の利用に気をつければ、ほぼ7GBを超えることはなくなると思います。
私も今LTEが利用できる端末を利用していますが、速度制限に引っかかるのが怖く、実は一度もLTEを利用したことはありませんでした。
最近はスマホでテザリングができますから、WiMAX電波が入らない場合はテザリングを利用することが多かったです。
ワンタイム機能があればあまり気にせずにハイスピードプラスエリアモードに切り替えができるでしょう。
つまり、LTEモードで6Gを超えた→LTEの利用を辞める→WiMAXで無制限で利用できます。
スケジュール機能でバッテリー長持ち
WX04のスケジュール機能は必要が無い時は電源をOFFにしてくれる機能です。
オフィスで仕事をしている時間帯は就寝時間帯はWiMAXを利用しない方は多いでしょう。使わない時間に電源OFFになることでより電池切れを防ぐことができます。
ただでさえバッテリー容量が多いWX04ですが、スケジュール機能を合わせることで、バッテリーに関する問題は殆ど感じなくなることでしょう。
ビームフォーミングで電波を強化
ビームフォーミングとはWi-Fiの電波に指向性をもたせ、対応している端末に電波を集中させてくれます。
今までのモバイルWiFiルーターは全方向へ電波が出ていましたが、その電波が集中することで電波の強度が強くなります。
遠くの端末でも快適にインターネットに接続することができるようになります。
WX04のデメリットとは?
殆どの点で勝っているWX04ですが、デメリットポイントあげるとしたらこの点になります。
1.『WX04は不具合が多い』と、評判があまり良くない
調べたらWX04不具合出てるらしくオススメは新型W05と言われても解約する予定は無いとはいえ3年プラン限定は性能UPの流れを見るとチョイと長いからなぁ…
と、思ってたら「お客様は2年プランでも大丈夫ですよ」と言われて〈それならば!〉と即決しました。
あ、WiMAXポケットルーターの話ですww
— FAT MAX 夜食のデブ・ロード (@gp01fbmax) 2018年6月20日
WX04、省電力設定をハイパフォーマンスモードにしてみたけどダメだな。久々にWiFiのパスワードが無効になる不具合が発生した。ファームアップしてから発生していなかったのにな。あと以前は移動中にしか発生していなかったのに今回は自宅で発生。
— やんきぬ (@yankinu) 2018年3月11日
もちろん、W05がWiMAX2+の本命端末である事は確かだし、WX04がそんなに不具合だらけの地雷機種ならW05にさっさと乗り換えれば良いだけだが、W04だって不具合報告が皆無だったかと言われればそうでも無い訳で、まぁ、結果、運の悪い奴は居るって結論にしかならんだろう。
— Kanji Okada (@okada_k) 2018年1月9日
ここはかなり大きなデメリットかと思います。
- 普通に使っているのに再起動を繰り返す
- 電波が入らない時がある
といった評判があるのですが、私も以前利用していたWiMAX端末が仕事中に再起動になり、かなりイライラした経験があります。
その時は別の端末に変更したら問題なく利用できましたが、WiMAXの回線のせいではなくモバイルルーターのせいで繋がりが悪いということが考えられます。
2.価格comのレビューがかなり低い
WiMAX2+自体はとても良いサービスなのですが、利用する端末でかなり評価が変わってしまいます。
私は現在W05を利用していますが、とても満足できています。
価格コムのレビューもW05の方が高得点です。
3.W05・W04よりも最高通信速度が遅い
W04では最大758Mbpsの速度に対応していたのですが、WX04は最大440Mbpsの速度にしか対応していません。
これは、両端末とも4×4mimo、キャリアアグリゲーション(CA)対応で440Mbpsに対応しているのですが、WX04は256QAMに非対応となっているからです。
- ハイスピードエリアモード(WiMAX)・・・558Mbps
- ハイスピードプラスエリアモード(LTE)・・・758Mbps
WXシリーズは何かに対応しないということがよくありますね・・・。
今まではLTEに対応していませんでしたのでちょっと残念なポイントです。
実は最高通信速度はそこまでデメリットにはならない
最新ルーターW04がW04に負けている点は最高速度に関する部分だけとなります。
しかも、最高速度利用できるは一部エリアに限られますし、758Mbpsで利用できるのはLTE利用時のみです。
LTEは通常利用するものではありませんし、エリア外ではWX04とW04は同じく最大440Mbpsでの接続となります。
つまり、ほとんどの方は結局440Mbpsのエリアで利用されることになるでしょう。
最高速度はあくまで理論値なので実際に出る速度は別物です。
こちらは東京の二子玉川で速度計測したW03の速度です。
W03は最大220Mbpsの端末ですが、120Mbpsの速度が出ています。
WiMAXは速度が出る場所では100Mbps以上出ますが、30Mbpsぐらいの場所も東京都内でも沢山あります。
しかし、体感速度は殆ど変わりません。実際100Mbpsを超えたら体感速度は殆ど変わりませんので、最高速度自体は余り気にする必要はないです。
4.WX04はLTEオプション無料プランのみでの提供
WiMAXのWX04は2年契約はできません。
WiMAXの新料金プラン『LTEオプション無料プラン』が始まりました。
これは3年間の継続利用で、LTEオプション利用料(げt額1,005円)が3年間に渡って無料になるというプランです。
最近はY!mobileも3年プランになりましたし、今後のモバイル回線は3年プランが当たり前になってくるのでしょう。
WX04は3年契約のみでの提供となっています。
1,005円×36ヶ月=36,180円もお得になったプランです。
今まではオプション料金がかかるからLTEは利用しないと考えていた方も、気軽に利用できるようになりますね。
WX04のネット上の口コミや評判は?
バッテリーに関する口コミ・評判
WiMAX2+ルーターをWX02からWX04に機種変更して数日。
下り最高速度が220Mbpsから440Mbpsになったけど、Webサイト閲覧やゲームアプリで遊んだりする分には違いがわからない。
だけどデータをダウンロードする時はかなり速くなった気がする。あと、バッテリーがかなり長く持つようになった気もする。
— HORIZON (@twit_horizon) 2018年6月9日
バッテリーが大きいのがWX04の一番のポイントですね。充電環境無しで長時間使いたい人にはおすすめです。
通信速度に関する口コミ・評判
WiMAX機種変更(´ω`)♪
左のW01からWX04にアップグレード。通信速度のみならず、起動速度もなかなかのスピード。そして1回の充電で13時間使えるタフなバッテリー! 日の丸企業NEC製で、安心して使える。これからよろしくです(´ω`)♪ pic.twitter.com/k7KHHFliE8— 構文先生 (@JA008D_Maiyan) 2018年3月23日
WiMAX2+をWX04に機種変更して数日経ったけれど通信速度が全然出ない。今までWX03で下り30MbpsオーバーだったのがWX04にしたら10Mbpsも出ていない。これサポートに電話したほうがいい案件だよね? #WiMAX #UQWiMAX
— Tatsunori Ohashi (@Tatsunori_poly) 2018年4月20日
通信速度に関しては速いという口コミと遅いという口コミがあります。モバイル通信なので利用環境によるところもあるでしょう。
LTEに関する口コミ・評判
Wimax (^-^)/
ついにWX04も au LTE回線ぶっこんでキタ━(゚∀゚)━!11月01日から発売かぁ。
特出する部分はWXシリーズ初のau LTE 位で
他にはあまり変わらなそうだけど、
HUAWEI一択じゃ無くなったのは大きい。— 児温庭一信士 (@itsushinji) 2017年10月24日
WX04はNEC製のWXシリーズでの初めてのLTE対応機種です。
今まではLTEを使うためにはHUAWEI製のWシリーズを選ぶ必要がありましたので、NECのWXシリーズが好きな人には嬉しいですね。
結局WX04とW04はどちらを選ぶべき?
こんな方はWX04を選ぶべき
- 最新型のルーターを利用したい
- 長時間利用できる端末が利用したい
- LTEのオプションを無料で利用したい
- 自宅でも利用したい(クレードルセット)
最新端末WX04を選びましょう。
こんな方はW04を選ぶべき
- 最高速度に対応している方が良い
- キャッシュバックはちょっとでも高い方が良い
- スタイリッシュに持ち運びがしたい
- LTEを利用する予定がないので2年プランが良い
W04を選びましょう。
WX04が登場するまではW04はWiMAX史上最強端末と言われていました。W04もとても優れた端末です。
WX04よりも、旧端末となったW04の方がキャッシュバック金額が高くなりますので、そもそも端末にこだわりがない、3年契約の新プランは嫌っていう方はW04を選べぶことをおすすめします。
管理人のおすすめはWX04よりもW05
どちらにするか迷った場合はWX04を選択されることをおすすめします。
インターネットサーフィンや動画を見るのであれば速度は10Mbpsぐらいでも十分だったりします。
それよりも、電波の強度が強いビームフォーミング対応している安定度の高いWX04の方を選んだほうが良いでしょう。
W04よりも旧機種のWX03の方をおすすめする人も多いぐらいNEC製の端末は人気がありました。
そのWX03が更にグレードアップしましたので、ほとんどWX04には欠点がないといえるでしょう。
最新端末W05の方が通信速度も上がって使い勝手が良いのでおすすめです。
関連記事:WiMAX最新機種W05の評判・レビュー!W04・WX04と違いとは?
WX04を無料で手に入れてお得に始めるには?
WX04の端末価格は2,800円となります。
WX04はUQ WiMAXの公式ページからも申し込むことができるのですが、お得なキャンペーンがほとんど付きません。
実は、WX04はプロバイダが実施しているキャンペーンを活用すると端末料金が無料、かつ毎月の月額料金が格安で利用できるのです。
『Broad WiMAX』はWiMAXを月額料金最安値級で利用できるプロバイダです。
WX04は3年プランでの申し込みとなりますが、Broad WiMAXなら3年間ずっと割引料金で利用できますので、UQ WiMAXから申し込むよりも総額で27,686円お得になります。
WiMAXはプロバイダによって速度や繋がりやすさは変わりませんので、お得なプロバイダからの申込みをおすすめします。
まとめ
LTEオプションが無料で利用できるWX04はこれからWiMAXを始める方におすすめです。
欠点が殆どない端末ですので、利用して不便だと感じることはほぼ無いでしょう。
モバイルルーターの選び方は以下の記事でまとめています。
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