ワイモバイルの『Pocket WiFi 603HW』はモバイルルーターとしておすすめできるのか?
他のモバイルルーターと比較して評価してみました。
603HWはワイモバイルのポケットWiFiの機種の中では通信速度が速くおすすめなのですが、もっとおすすめできるモバイルルーターもありますので合わせて紹介していきます。
603HW利用者の口コミ・評判も集めてみました。
最新機種は『Pocket WiFi 801HW』になりますので、こちらもチェックしてみてください。
603HWの特徴とレビュー
『Pocket WiFi 603HW』は2017年2月に販売されたモバイルルーターです。
ワイモバイルは新機種が出るのが遅いので、今でも現役で利用できる端末です。
603HW | |
---|---|
販売日 | 2017年2月 |
メーカー | ファーウェイ |
連続通信時間 | 約6時間 |
最大通信速度 | 下り最大612Mbps 上り最大37.5Mbps |
通信技術 | 4×4mimo、キャリアグリゲーション |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
USB | Type-C USB3.0 |
幅×高さ×厚み | 109.9×65.1×15.5mm |
重量 | 約135g |
バッテリー | 2,400mAh |
603HWは『ワイモバイル』と『Yahoo!WiFi』で取扱いされていますが、どちらも内容は同じです。
料金プラン
『603HW』の料金プランは『Pocket WiFiプラン2』で月額料金は3,696円です。
月額料金の中に機種代金41,400円が36回払いとして含まれています。機種代金は36回払いと一括払いを選択できるので、一括払いで支払いをした場合は月額料金2,630円で毎月利用することが可能です。
アドバンスオプション料金が月額684円かかりますので、無制限で利用したい方は月額4,380円となります。
ソフトバンク回線を複数お持ちの場合は家族割引サービスで毎月500円割引となります。
603HWのメリット
通信速度が一番速い
603HW | 610ZT | 506HW | 502HW | |
---|---|---|---|---|
最大通信速度 | 612Mbpsv | 112.5Mbps | 112.5Mbps | 187.5Mbps |
現在ワイモバイルで販売中のモバイルルーターで通信速度を比較してみました。
603HWの最高通信速度は612Mbpsとなっており、キャリアアグリゲーション、4×4 MIMO、256QAMといった最新技術に対応しているモバイルWiFiルーターです。
現在販売されているワイモバイルのポケットWiFiの中で一番高速でインターネット接続が可能となっています。YouTubeの高画質動画でも問題なく再生が可能です。
601ZTと506HWの最大通信速度112.5Mbps、502HWの最大通信速度は187.5Mbps、高速通信がしたい場合は603HWが一番おすすめです。
更には、5G有力技術 Massive MIMOに対応し、駅や繁華街などの混み合った場所でも快適にインターネット接続ができるのが魅力です。
アドバンスモードなら無制限で利用できる
603HWはアドバンスオプションに対応しています。
アドバンスオプションとは、アドバンスモードに切り替えることで月7GBのデータ容量を超えても通信制限にかからずに高速データ通信が利用できるサービスです。
アドバンスオプションを利用する場合は月額料金684円かかります。
月間のデータ通信量は無制限となりますが、3日間で10GBを超えると1Mbpsに速度制限がかかってしまいます。
603HWがおすすめできない理由とは?
アドバンスモードのエリアが狭い
アドバンスモードエリア内では無制限で利用できる603HWですが、そもそもアドバンスモードエリアがかなり狭いのが一番大きなデメリットです。
赤の範囲がLTE対応エリア、紫の範囲がアドバンスモード対応エリアとなっており、無制限で利用できるのは都市部中心になります。
東京、名古屋、大阪などの都市部以外では利用できる場所はあまりありません。
アドバンスモードはAXGPでの接続となり、4G LTEのエリアとは接続方式が異なりますので、契約前に利用する場所がアドバンスモード対応エリア内かどうかを確認しておくことをおすすめします。
『エリアマップ』から603HWのエリアは確認可能です。
アドバンスオプションに加入されても、アドバンスモード対応エリア外では月7GBのデータ容量をこえると128kbpsの速度制限となりますので注意しましょう。
解約金がかなり高くなる可能性がある
603HWの契約期間内の解約金は9,500円です。
603HWは機種代金が36回、月々1,150円の割賦払いとなっていますので、3年未満に解約をしてしまうと残債分の支払いが生じてしまいます。
ワイモバイルの603HWを契約される場合は3年間は継続されること前提で申し込みすることをおすすめします。
- 契約解除料・・・9,500円
- 機種代金・・・34,500円
- 合計・・・44,000円
ワイモバイルには機種変更キャンペーンがありませんので、同じ端末を3年間利用しなくてはいけないというデメリットもあります。
WiMAXのモバイルルーターの方が料金が安い
- 603HW・・・4,380円〜
- W05・・・2,726円〜
603HWの月額料金はアドバンスオプションを追加すると4,380円となります。
ワイモバイルやYahoo!WiFiで603HWのお得なキャンペーンやキャッシュバック特典は実施されていませんので、利用料金はどこから申し込んでも同じとなります。
その点、他社のモバイルルーターは申込み窓口が多くあり、キャンペーンを活用することで月額料金は2,726円〜利用することも可能です。
603HWの口コミ評判
通信速度に関する口コミ・評判
夜間の自宅回線が遅すぎるのでポケットwifi 603hw 契約したは良いけど、こいつも速度出ないんですが ┐(´д`)┌ pic.twitter.com/CueDVEMeW8
— でぶっち (@debudesunen) 2018年6月10日
603HWのアドバンスモードでの速度は261Mbps前後ですね。(一年使用して最速は240Mbpsです)
504HWと変わりませんが上り速度は自宅では1.5倍向上してます。— ヒロシ (@popon776) 2017年2月18日
603HWの通信速度は遅いという口コミと速いという口コミがあります。モバイル回線なので利用環境によってかなりの差が出るはずです。
中には100Mbps超えの口コミもありますので、ポケットWiFiとしては十分な速度ですね。
速度制限に関する口コミ・評判
Pocket WiFi 603HWの通信速度が遅いからおかしいなと思ったら10Gb制限現掛かってた~>< 3日10Gb変更後初制限だ(´・ω・`) 今回はYouTubeで長時間の動画結構見ちゃったからな~。しょうがないf^^
— MASTER77 (@KAIDO_BATTLE) 2017年5月24日
603HWは3日で10GBを超えてしまうと当日18時〜25時まで速度制限となってしまいますので、高画質動画の見すぎには注意しましょう。
エリアに関する口コミ・評判
603HWキャンセル><;
端末自体は今買えるモノの中では1番!…アドバンスモードのエリアの狭さだけが(~_~;)
— ★わたりん☆ミ@引越し2か月…絶賛開梱中!! (@OwatariS) 2017年5月1日
アドバンスモードのエリアを理解せずに契約してしまい、後悔してしまう人も多くいますので、事前にエリア確認は必須ですね。
アドバンスモード対応エリアでしか利用しない人には603HWはおすすめできるモバイルルーターです。
603HWよりもおすすめなモバイルルーターは?
603HWに興味を持たれているということは、高速通信ができて無制限で利用できるモバイルルーターをお探しかと思います。
同じ条件で考えると当てはまるのはWiMAXのモバイルルーターのみです。
WiMAXの最新機種『W05』でしたら、最大通信速度758Mbpsの高速通信で、無制限で利用できる範囲がとても広いです。
603HWとW05を比較!どっちを購入するべきか?
603HW (アドバンスオプション) | W05 (ギガ放題) | |
---|---|---|
月額料金 | 4,380円〜 | 2,760円〜 |
最大通信速度 | 612Mbps | 758Mbps |
無制限エリア | 狭い | 広い |
端末料金 | 41,400円 | 無料 |
料金、速度で比較するとWiMAXの『W05』の方が優れていると言えます。
ワイモバイルとWiMAXは提供エリアが異なりますので、『WiMAXのエリア検索』でピンポイントエリア判定をしていると良いでしょう。
- WiMAXのエリア外だった人
- LTEでインターネットを接続したい方
- 料金をお得に利用したい方
- 高速通信をしたい方
- 事前に『お試しレンタル』をしたい方
603HWを申し込む方法
ワイモバイルの公式サイトへアクセスしましょう。
タブを『Pocket WiFi』に変更し、『603HW』をクリックします。
カラーを『ブラック』と『ホワイト』が選択可能です。
機種代金のお支払い方法を36回払いか、一括払いのどちらかを選択します。
オプションはアドバンスオプションが最大3ヶ月無料になっているので選択しておきましょう。
故障安心パックは機種購入時のみしか加入できませんが、あまり故障することはないと思いますので必要ないでしょう。Enjoyパックもワイドサポートも必要ありません。
アドバンスオプションのみを選択した場合の月々の支払い額は以下のようになりました。月額割引は翌月からとなりますので初月は少々高くなります。
クレードルや充電器は必要なのか?
603HWには『USBケーブル Type-C』が付属されていますが、充電器(ACアダプター)は別売りとなっています。
バッテリーや公式サイトで同時購入可能ですが、USB充電器をすでにお持ちであれば購入する必要ないでしょう。
WiMAXのようにクレードル(充電器+設置台)も特にありませんので、周辺機器は選択無しで良いかと思います。
まとめ
『Pocket WiFi 603HW』はワイモバイルの機種の中では最もおすすめできる端末です。
しかし、WiMAXの『W05』と比較すると料金的にも速度的にも劣る部分がありますので、WiMAX対応エリアで利用されるのであれば『W05』を選択されたほうが良いかもしれません。
『603HW』は販売代理店での特別なキャンペーンはありませんのでワイモバイルの公式サイトからお申込されることをおすすめします。
少々料金は高くなりますが、ワイモバイルの最新機種は『801HW』になります。
https://www.ymobile.jp/
モバイルルーターをお探しの方は以下の記事でおすすめ機種をまとめています。